8月通常総会の報告

去る、8月4日午後7時30分から、商工会議所3階大ホールにて平成23年度社団法人小千谷青年会議所8月通常総会が開催されました。

渡部理事長、山﨑次年度理事長予定者、村田直前理事長

2012年度理事長に選出された山﨑達也君(中心)


今回の通常総会では、下記の議案が上程され、全て全会一致にて可決承認されました。

第1号議案 2011年度補正予算(案)承認の件
第2号議案 2012年度理事長及び監事(案)承認の件

第2号議案では2012年度理事長予定者に山﨑達也君が、監事に五十嵐大悟くん、山﨑亮太郎君がそれぞれ選出されました。

【山﨑達也君、次年度理事長承認御礼の挨拶(要約)】

私は2002年に入会し、2004年に初めて委員長を務めさせていただきました。
その際の委員長所信の冒頭にこう書きました。
「JCが好きですか?」私のJCの原点はその時からずっと、この言葉にあります。
仕事、家庭、地域のこと、いろいろと忙しい中でJCについて悩んだり、深く考えたりしたこともありました。
そんな時、最後には私の心の中にはお世話になった先輩方が現れ、そして背中を押してくれます。
迷ったのなら、とりあえずやってみろ、前に進んでみろ、一歩を踏み出せ、と。

「和して同せず」という言葉があります。
「同」とは自分の意見も持たずにただ同調しているだけのことです。
「和」とはしっかりとした自分としての意見を持った上で、周りと協調するということです。
何も考えずに周りに合わせてJCをやっていたのでは、それはただの遊び仲間、飲み仲間、ゴルフ仲間でしかありません。
JCは「明るい豊かな社会を築く」という基本理念に基づいて行動する団体です。
組織として動くからには、そこがぶれてしまっては、私たちは「同」でしかなくなってしまい「和」となることは出来ません。
皆さん、どうか独善的でない確固たる信念を持ってJCに取り組んでもらいたいと思います。

イギリスに、僧侶も務めるある議員がいました。
彼は国を憂い、確固たる信念を持って「国を変えよう」と動きました。
しかし、何も変えることができませんでした。
国がだめなら州、州でだめなら町、町でだめなら地域・・・
彼は頑張り続けましたが、家族の賛同すら得られず変えることはできませんでした。
彼は深く悩み、考え抜いたそうです。なぜ変えることができなかったのか・・・
そして何十年もかけて出た結論というのは「まず自分が変わらなくてはいけない」ということでした。
自分が変われば、それを見て家族が変わるかもしれない。
家族が変われば家族の周りの人も変わり、周りの人が変わればそれが地域、町、州、国と伝播して行くかもしれない。
何十年もかけて彼はそれに気づきました。
今自分が向かおうとしている問題は何で、そのためには自分はどう変わるべきなのか。
そういった視点で自分自身を見つめ直し、自己の変革に務めていただきたいと思います。

数年前から「JCしかない時代から、JCもある時代に変わった」と言われるようになりました。
しかし、私は断言できます。
私たちのまち、この小千谷には「JCがあるまち」なんだと。
2004年の中越大震災におけるボランティアセンター立上げ、その後のシールプロジェクト。
そして今回の東日本大震災における恩返しプロジェクト。
こういったことに素早く対応できたのはJCならではのことであり、JCがあったからこそできたことです。
行政の足りない部分、できない部分をJCだからこそフォローできたのだと思っています。
一番、市民と近いところで、市民として活動しているのが私たちJCだと思います。
しかし、その一方で私たちは行政がどんなことをやっているのか、どういう方向でまちづくりをしようとしているのか、そういったことを知らない部分も少なからずあるのではないかと思います。
そのために、独善的になっている部分もあったのではないでしょうか。
知行合一を持って、JCの素晴らしさを活かしつつ、行政の考えやなどもしっかりと勉強して、広い見識に立ってまちづくりを進めていければと思います。

最後に、私がお願いしたことは皆さん一人ひとりが取り組まなくてはいけないことです。
それは私のためにではありません。
皆さんが皆さんのためにやることです。
私の立候補届けが受理され、次年度予定者として内定した時から色々な方とお話をさせていただきました。
役職をお願いする時も「自分の立ち位置を聞かせて欲しい、それならばこういう役職を用意できるけど、どうする?」と聞いてきました。
それは皆さんに自分自身との対話の中で、自分がどうあるべきかを考えて欲しかったからです。
皆さん、私のためではなく、自分自身のために、自分自身が変わるために、1歩を踏み出してください。

ともに歩みましょう。
未来は僕らの手の中にあります。

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