Forum21合同例会及び第4エリアブロック会長公式訪問

 3月16日、小千谷市民学習センター楽集館にて、Forum21合同例会を開催しました。Forum21終了後には、小千谷市総合産業会館サンプラザに会場を移して、新潟ブロック協議会第4エリアのブロック会長公式訪問も開催されました。

 Forum21合同例会は、長岡、柏崎、見附、小千谷の4つの青年会議所が持ち回りで毎年3月に開催を重ねています。この4つの青年会議所のエリア内での大規模災害時に相互に協力する共同事業体の会則に基づき例年、防災に関するテーマとしています。

 今回の小千谷青年会議所が主管し、災害対応にあたる自治体や社会福祉協議会様などとの組織的な連携を深めながら、災害発生から1週間のタイムラインの中でJCマンにできることを確認する設えで実施されました。

第一部では、2004年の中越大震災をきっかけに活動をスタートした災害救援隊SVTS風組の新保洋子代表を講師としてお招きして、「最前線からの報告 〜発災から1週間以内の私たちにできること〜」の演題で、切迫した状況下に何度も立ち向かってきた経験をご講和いただきました。

 2007年、2024年と被災された能登半島地震での中越地方と能登地方とのつながりをはじめ、東日本大震災の惨状、災害ボランティアの元年と言われる、30年前の阪神・淡路大震災からの教訓は、青年たちの胸に迫るものでした。

 また、「災害大国」から、「防災大国」へ、防災庁の発足の動きや、今年9月、新潟県では初めて開催される「防災推進国民大会(通称:ぼうさいこくたい)」(内閣府等主催)に向けた動きなど現在の動きについても説明されました。

 貴重なお話の数々を拝聴した中で、地域の防災力向上や実際の被災経験からの提案、子育て世代からの視点など、参加者からも活発に質疑応答の手があがり、地域と世代を超えた意見交換が進む機会となりました。

 第二部では、小千谷市社会福祉協議会様にご協力いただき、災害ボランティアセンターの設置訓練を行いました。災害ボランティアセンターは、被災地にて行政や社会福祉協議会、民間団体が連携して運営するもので、全国からの温かな支援を活用して、日常生活の再開に向けた被災者のニーズにつぶさに寄り添いながら、救援物資や資機材、人員を調整する復旧局面に欠かせない機関です。

 2004年の中越大震災でその実用化がスタートしたとも言われており、その後の中越沖地震をはじめとするあらゆる災害のたびに重要性が増してきています。  小千谷青年会議所は2023年に小千谷市社会福祉協議会様と災害ボランティアセンターの設置に関する災害協力協定を締結しており、今回も緊張感をもった災害想定の中での訓練となりました。

 また、第一部、第二部の間には、会場の楽集館2階のおぢや震災ミュージアム「そなえ館」を見学いただき、地震と同じ揺れを体感できるMX4Dや、震災時の記録、仮設住宅での暮らしの様子、災害時に役立つアイテムや情報などについても学びを深めていただき、その中で「小千谷にこのような施設があるとは知らなかった」「子どもたちにも知っていてもらいたい情報がたくさんある」など、私たち若者が次の世代にも災害への備えについて教えていく必要性を確認することができました。 

 そして、交流会中に第4エリアブロック会長公式訪問として2025年度の新潟ブロック協議会の今年1年の方針について紹介していただきました。我々小千谷JCからも出向者を出していますがよりよい新潟をそして小千谷を創るために邁進していきますので、皆様よろしくお願いいたします。

ご協力いただいた企業様・団体様 ※順不同

小千谷市社会福祉協議会 様

SVTS風組 様

ご参加いただいた団体様 ※順不同

見附青年会議所メンバー

一般社団法人長岡青年会議所メンバー

一般社団法人柏崎青年会議所メンバー

公益社団法人日本青年会議所北陸信越地区新潟ブロック協議会 役員様

小千谷市防災安全課 課長 山田 由里子 様

ご協力、ご参加いただきまして誠にありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。ご参加いただき誠にありがとうございました。


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