私は小千谷市スポーツ少年団で卓球のコーチを務めており、技術面はもちろんのこと、試合開始時や終了時に必ず挨拶をすることや試合中の姿勢、仲間の選手を応援するときの言葉遣いなどの礼儀作法について教えることを徹底しております。また、他の団体と練習試合や様々な大会へ遠征に行く際に卓球を通して子供たちが練習相手や団体の指導者の方々と交流し、友情が芽生える場面を見てとても素敵なことだと感じることが多々あります。このような経験は青少年健全育成の観点で存分に活かせるものだと感じています。
気の許せる仲間がいることは人生を豊かにすることに欠かせないものであり、一生の宝になると考えております。子供たちにとって、同じ学校内での仲間作りは大事なことではありますが、様々な人との出会いが大きな成長へつながるため今後は他校の児童とのつながりが今以上に必要になってくると私は考えております。また、子供たちを育てるのは家庭や学校だけではありません。社会や地域で育てるという視点が必要になると考えます。その一環として、部活動地域移行があります。現在、そのことが段階的に進んでおり、環境の変化による保護者や子供たちへの負担が増えることが予想されますが、ポジティブな面を考えると、保護者や学校以外の地域の大人との交流が増えることが期待されます。令和8年度から本格実施される部活動地域移行が間近に迫った本年、わんぱく相撲小千谷場所や青少年健全育成事業において、自校だけでなく他校の児童や地域の大人との交流がより活発となり、自ら進んで様々な人たちとコミュニケーションをとることができるようになる事業を行いたいと考えております。
子供たちが友情を築き、地域の方々との交流を図るためには最低限のマナーや礼儀作法が必要です。私たちが行う事業を通して礼儀礼節の重要性を伝え、新たに出会った仲間との友情、大人の方々とのつながりが灯火のように優しく、温かいものになるように邁進してまいります。1年間よろしくお願いいたします。
【事業計画】
1.全員の魅力で引き寄せる会員拡大
2.わんぱく相撲小千谷場所の準備例会
3.わんぱく相撲小千谷場所の開催
4.わんぱく相撲県大会への参画
5.わんぱく相撲全国大会(男子・女子)への参画
6.小千谷青年会議所の活動と理解を広める活動
7.地域と共創する青少年健全育成事業