【基本理念】
己の本分を理解し、共に高め合い社会に貢献する人財となる。
【スローガン】
不言実行 〜愛する地域のため そして我ら自身のために〜
【はじめに】
私がこの小千谷青年会議所に入会したのは、2001年のことでした。当時は社会に出たての右も左も本当に分からない、ただの子供であったと思います。しばらくは何も考えずにただ籍を置いているだけでした。
2004年10月23日、中越大震災が発生し、私たちは大きな被害を受けました。そんな中、被災者のために、自らを顧みず活躍する小千谷青年会議所のメンバーや全国各地の青年会議所メンバーの姿を見ました。
【地域の宝を次代へ】
美しい自然に恵まれ、伝統あるこの地域は、先人たちの努力と気概と愛情によって今を生きる私たちに引き継がれてきました。そこで育まれた人と人との繋がりや独特の産業や文化こそ、かけがえのない宝だと思います。それが人間を豊かにし、この地域への愛着を生むのでしょう。
そんな地域に育まれた者として、この宝を大切に護りつつ、次代へ繋ぐことは、私たちに課された責務のようなものだと思います。
【小千谷青年会議所の現状】
今年度、小千谷青年会議所は創立60年目を迎えます。創立当初、私たちの「愛する小千谷」のために集い、盛んに意見を出し合い、また青年らしく夢を語り合い、時には経済人としての立場で様々な事柄について語り合ったことでしょう。それは現在も変わらず、JC三信条である「奉仕」、「修練」、「友情」のもと活動しています。
しかし、5年前に比べ、実に30パーセントもの会員が減少してしまいました。それには人口の減少、景気の低迷、志向の変化など様々な要因があると思いますが、このままでは組織の維持、運動の継続が困難な状況にあります。
【自身の成長が人を引き寄せる】
そんな現状の中、新たなメンバーを獲得し、組織の継続を図るにはどうするのか。やはり、まずは自身の成長が大切なのではないかと思います。
青年会議所活動の中で、何かを成し遂げ、他人から必要とされる存在となり、自信をつけましょう。青年らしい発想と行動、そしてチームワークを活かし、組織としての魅力を高めましょう。ネガティブなことは考えず、語らず、前向きに取り組む努力をしましょう。そうすればきっと、自身の成長に繋がり、魅力ある組織となることでしょう。メンバー全員で「小千谷JCらしさ」を発信し、新たな仲間との出会いを実現しましょう。
【継続することで実を結ぶ】
私たちは、わんぱく相撲小千谷場所を開催するにあたり、理念として、「礼儀」と「礼節」の大切さを掲げてまいりました。近年では、全国的にも参加者の多い大会に成長しております。これは、この理念、そして運動が子供たちをはじめ、地域の方々にもご理解をいただけているということだと思います。これはまさに仲間と共に理念を曲げず、取組み、継続してきたからこそ広がりを見せたのだと思います。
そして昨年、17年ぶりに全国大会出場を果たしてくれました。目標に向かって頑張ること、また、それが実現したときの喜びと達成感は計りしれないものだったことでしょう。負けたときの悔しさ、「もっとやれたのではないか」という後悔に似た感情も味わったことだと思います。そのそれぞれの感情をバネに次の目標に向かってもらいたいと思います。
【終わりに】
私は入会して18年目になります。多くのすばらしい先輩の姿を見させていただき、青年会議所の魅力を感じさせていただきました。目標に向かって仲間と真剣に意見をぶつけ合い、答えを探し、そこで見つけた答えに向かって行動し、様々な問題にぶつかりながらも、それを乗り越え達成する。その中で生まれた友情や、ことを成し遂げた時の達成感は何物にも代えがたい青年会議所の魅力のひとつだと思います。そんな魅力を皆へ伝えていきたいと考えております。
お互いに切磋琢磨して高め合い、青年会議所でなければ経験できないことに挑戦し、地域に貢献する人財となれるよう、努力していきましょう。
≪基本方針≫
・会員相互の協力体制の強化
・地域との協力体制つくり
・青年経済人としての資質向上
・ブロック事業への積極的参加
≪重点事業≫
・例会においての個人・組織の資質向上事業
・わんぱく相撲小千谷場所の開催
・地域の魅力を発信する事業
・小千谷青年会議所PR
・第48回新潟ブロック大会小千谷大会の主管