1月例会・新年祝賀会を開催しました。

 2015年1月12日(月)割烹 東忠にて2015年度最初の公式事業となる1月例会・新年祝賀会が開催されました。


 1月例会は、賀詞交換と小千谷JCの一年の方針説明を目的として、行政や関係団体、シニアクラブの方々をお招きして、 河井継之助も利用したという小千谷市内の老舗割烹の東忠にて、新年祝賀会を開催するのが伝統となっております。当日は来賓として小千谷市長大塚昇一様、新潟県議会議員宮崎悦男様、小千谷商工会議所会頭本田正憲様、小千谷ロータリークラブ会長関暁様代理幹事笹岡正栄様、小千谷ライオンズクラブ会長村山正三様、小千谷JCシニアクラブ会長吉田松明様をお招きし、小千谷JCシニアクラブの方々とあわせて約30名の皆さまにご出席いただき、皆さまが見守る中、荘厳な雰囲気の中で第57代理事長高橋重尚君による理事長所信表明がされました。

 高橋理事長は今年度の基本理念「過去によって築かれた今に立って未来を臨み、可能性を切り拓く」について「今の姿は過去の全てのことの成果、結果であって、それを見据えることなくして未来を臨むことはできない」と、その意味を説明し、「会員同志が手を携えて、自分と自分の愛する者の未来のために、自らの周りの万難を排す覚悟と気概をもって行動すれば、自ずとこの社会は、このまちは良くなっていく」との所信を述べました。

 また、大塚市長、宮崎県議、本田会頭からはご祝辞を、吉田会長からは乾杯のご発声を、中澤先輩からは天神囃子の一番どりのご発声をいただきました。特に小千谷JC歴代理事長であられる宮崎県議、中澤先輩からは高橋理事長と共に過ごした現役時代の思い出が語られ、後輩の門出への激励をいただきました。

 この場を借りまして、ご臨席いただいた来賓の皆さま、シニアクラブの先輩の皆さま方に、改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
 会員一同、一生懸命頑張りますので、一年間宜しくお願い致します。

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「理事長所信(要旨)」

 新年、明けましておめでとうございます。
 小千谷市長大塚昇一様、新潟県議会議員宮崎悦男様、小千谷商工会議所会頭本田正憲様、小千谷ロータリークラブ会長関暁様代理幹事笹岡正栄様、小千谷ライオンズクラブ会長村山正三様、小千谷JCシニアクラブ会長吉田松明様、そしてこの小千谷JCを築いて来て下さった多くの先輩の皆様方、本日はお忙しい中、一般社団法人小千谷青年会議所の新年式典、祝賀会にご来臨賜り、誠にありがとうございます。私、本年度第57代理事長を務めさせていただきます、高橋重尚と申します。どうか宜しくお願い致します。会を代表いたしまして、所信を述べさせていただきます。

 今から11年前の今日、1月12日。私は小千谷JCに入るべく、同じくここ東忠で開かれた新年式典、祝賀会に参加させていただきました。そこで歌われたJCソングに私は懐かしさを感じました。私は父もこの小千谷JCの卒業生で、幼少のころから青少年事業や家族交流会、忘年パーティーなどの小千谷JCの事業にたびたび参加させていただいていました。忘年パーティーで聞いたJCソングは幼少のころの楽しい想い出と共にあり、11年前の私にとっては初めて触れる歌ではなく、幼少のころの楽しい想い出を呼び起こすものでした。幼少のころ、私はJCが大好きでした。アルファベットの名前に、真ん中に地球を描いた扇形のマーク、それをかたどった金属製のバッチを胸につけて。それはさながらウルトラマンに出てくる地球防衛隊のように思えていました。そんな私が大好きだったJCに自分も入ることができる、その喜びに胸を躍らせながら、私のJCライフはスタートしました。

 今、私は「あなたはJCが好きですか」と問われれば、同じように「大好きです」と答えます。しかし、その理由は当時とは異なります。たくさんのかっこいい先輩方の背中を見させてくれて、身の回りのたくさんの課題にぶつかるチャンスをくれて、そしてこのJCでしか味わうことのできないたくさんの出会いと経験をくれた、このJCが大好きです。もちろんJCライフ、全てがうまく行っていたわけではありません。しかし、私の人生の一部にこのJCがあったこと、そして今でもあることは紛れもない事実であり、その一部が欠けてしまっては、私は私ではなくなります。そして、それは私だけの話ではありません。ここにいる、会員一同が人生の一部として今JCライフを送っています。だからこそ、私たちはこの小千谷JCという団体に真摯に、真っ直ぐに向き合うことを、来賓のみなさま、諸先輩方を前にしたここに誓います。

 更に、それは私を始めとしたここにいる会員一同だけでなく、小千谷JCそのものにも言えることだと思います。先輩の皆様方がご尽力され、代々受け継がれてきたこの小千谷JCです。全ての先輩のみなさんが、何らかの形で小千谷JCに影響を与え、そして今のこの小千谷JCがあるのだと思います。昨年、小千谷JCは55周年を迎えさせていただきました。その歴史そのものが、小千谷JCのアイデンテティーと言えるのではないでしょうか。

 そんな思いを胸に、私は基本理念に「過去によって築かれた今に立って未来を臨み、可能性を切り拓く」とさせていただきました。今、私たちが立っているこの小千谷JCは過去56年の歴史の積み重ねです。56年間の先輩方のJC活動の成果、結果なのです。それを見据えることなくして、未来を臨むことはできないのです。吉田兼好は徒然草の中で「何事もめずらしきことをもとめ、異説を好むは、浅才の人のかならずあることなり」と書きました。また、歌舞伎役者の中村勘三郎さんは「型があるからこそできるのが型破りで、型がなくなってしまったらそれはただの形無しだ」と言ったそうです。私たちは、つい自分の思いを走らせ物事を変える、新しい取り組みを興すことに目が行きがちです。しかし、それを戒める言葉が鎌倉時代にも、そしてこの現代社会にもあるということは、基本や原点を大切にすることがいかに大切であるかということ、それこそがこの社会の真理であるということを物語っているのでしょう。

 かつてJC宣言で謳われた変革の能動者とは、物事を革め、新しきことにすることを第一義とした革命家とは異なるものだと思っています。原点を知り、時の流れと多くの人々の営みを経てそれでも尚残る価値観を知り、時流に合わせて改めるべきところを改めながらそれらを保ち、守り続けることだと考えます。JC運動の原点は、戦後の荒廃した社会の中で、自分たちの家族を、自分たちの会社を守るためには、自分たちでそれを守れる社会を作れなくてはいけない、そのような先輩方の決意にありました。
私たちは天下国家の未来を語るほど勉強を重ねたわけでも、このまちの将来像を指し示すほど市民からの付託を正式に受けたわけでもありません。まずは私たちの家族を、そして私たちの会社を守り、発展させていくことから、このまちを、この社会を考えて行きたいと思います。

 4日前の1月8日午後3時48分。私の家にも三番目の男の子が生まれました。まだ名もなきこの子が安心して健やかに成長できるように、私はこのJC活動の中で、会社の発展のために学び、そして社会が抱える課題に向き合っていきます。そして、ここにいる同志が同じように、自分と自分の愛する者の未来のために、自らの周りの万難を排す覚悟と気概をもって、手を携えて行動すれば、自ずとこの社会は、このまちは、この国は、良くなっていくはずです。このまちの主役は、私たちですから。

 JCとは何か。それは誰かがやらなくてはいけない時に、その誰かになろうとする人たちの集まりです。そして私たちはJAYCEEです。

 一年間、宜しくお願い致します。

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