■理事長所信

風間尚樹

【基本理念】
己を律し、覚悟をもって挑戦しよう
【スローガン】
成長 ~明日のために、未来のために~

【はじめに】

小千谷青年会議所がこの地に誕生し、昨年60周年という節目を迎えることができました。60年という長きにわたり小千谷青年会議所が存続してきたのは何故か。それは常にその時代の社会的課題と向き合い、ひとのため、まちのために情熱を捧げられてきた先輩諸氏の存在に他なりません。先輩諸氏に敬意を払い、私たちは「修練・奉仕・友情」の三信条のもと地域のリーダーとして次代を担っていく必要があると考えます。
「JCしかない時代」から「JCもある時代」と言われる今、青年会議所がこのまちに必要であることを証明し、力強い青年会議所運動を展開していくことを誓います。

【未来のために会員拡大】

近年全国的に会員の減少が問題になっているなかで、小千谷青年会議所も例外ではありません。私が入会した当時は60名を越えていた会員数も、ここ数年で30余名となっています。どんな団体も会を存続していくには会員拡大が必須です。そして「明るい豊かな社会」を実現するには、志を同じくする仲間を増やしていくことが必要です。
新しい仲間を迎え入れ続けることで青年会議所運動への共感を広げ、組織の強さ、団結、更にはまちの成長へと繋がります。メンバー一人ひとりがこの青年会議所という組織で得たものを見つめ、その魅力を情熱的に伝えていきます。会員拡大で得られる出会いは私たち個人にとって何より大事な財産となります。そして入会して出会った仲間は宝となります。
責任と自覚をもって取り組むことが会員拡大の近道であり、これまでの手法に捉われず他人任せではなくメンバー全員で拡大を行う体制、仕組みを構築し、目標に向かい一人でも多くの生涯の友に出会うべく会員拡大に取り組みます。

【地域のリーダー育成】

ひとづくりは青年会議所の大切な役割であります。現役メンバーとしてどう活躍するかだけではなく、青年会議所を卒業した後も地域のリーダーとして活躍できる人材を育成していくことが重要と考えます。私の思うリーダー像は何事も率先して行動すること。普段は周りに任せることも大切ですが、ここぞという時は先頭を切って行動する。
目的に向き合う時、この心構えにどんな意味があるのかを背中で教えるのが先輩の義務。それを素直に受け止め少しでも成長しようと心掛けるのが後輩の義務。先輩は時として後輩から嫌われることもあると思います。でも憎まれても正すことが愛情です。リーダーは嫌われて憎まれてあたりまえ。嫌われる勇気をもって行動しましょう。自分の頑張りは行動、結果で見せましょう。手を抜けばそれを見て下の世代も手を抜く。常に見られていることを忘れず地域のリーダーとして成長していきましょう。
生涯にわたりこの地域を牽引していくリーダーを育成することが、この地域社会の安定した発展につながっていきます。

【進化する組織へ】

規律のない組織には力はありませんし、変化のない組織には未来はありません。小千谷青年会議所が長きにわたり地域に必要とされる組織で在り続けた理由は、揺るがない創始の精神と、それに沿って定められた組織のルールがあったからに他なりません。
私たちが青年会議所運動を推進するにあたり、メンバー一人ひとりの持てる力を全力で注ぐためにも組織の明確な基準を定め徹底します。
ルールは組織の基礎となり、その上で活動する仲間を守るためのものでもあると思います。今の時代に即した必要な策を講じ、組織のあるべき姿を共に追求してまいります。

【地域を発信】

「小千谷って何が有名」このような質問を誰もが一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。はっきり即答できる人はどの位いるのでしょう。思いつかず無いと答えたり、自信が無く何となく説明するそんな状況を目にした人も多いはずです。本当に小千谷には何も無いのでしょうか。
昨年、小千谷で内閣府が主催するクールジャパン推進会議が開催されました。パネルディスカッションでは県外、市外のパネリストが小千谷のいいところを次々と挙げていきました。私の中でこれは地域資源がありすぎて市民がひとつに絞れてないのでは、と感じました。身近にあるが故に自分が住む地域の素晴らしさを考え、学び知ることをしてなかったのだと考えます。小千谷には誇るべきものが沢山あります。それを活かし地域の発展につなげていかなくてはなりません。今ある地域資源に、より磨きをかけ「地域のたから」を創造し発信したいと考えます。

【青少年の力】

子供はこの世に生を受けた瞬間から人格形成が完成しているのではなく、その後の生活や経験、学びなどから成長を遂げます。子供の可能性は無限大であり、その可能性を引き出してあげることは私たち大人の使命です。
わんぱく相撲小千谷場所も今年で34回目を迎えます。近年では全国的にも男子、女子共に参加者の多い大会に発展しました。相撲を通じて心技体を鍛えながら礼儀礼節を学ぶことによって子供の成長へと繋げます。
大会を運営していく上で様々な形で子供と私たち大人が関わります。子供を見守る私たち大人も礼儀を重んじ責任ある行動で子供たちの見本となります。

【終わりに】

私は地元に帰ってきたと同時に小千谷青年会議所の扉を叩いてみました。まずはやってみようという性格の私は、自分に合わなかったら辞めてしまえばいいや位の当時はかるい気持ちだったと思います。
入会したことで、多くの先輩や仲間に出会うことが出来ました。同じ世代でありながら、様々な人生観をもった仲間、発想力と行動力で他を牽引する仲間。どの仲間との出会いも、私の人生に心地よい刺激を与えてくれました。
人生の一つに青年会議所を選択し、この決断を自分にとって有意義なものとするか、それとも中途半端に終えてしまうのかは、それぞれが何を思い考え行動するかによって変えることができます。失敗を恐れず無限の可能性を信じ、大きな夢に向かって進み成長することで新しい未来へとつなげます。

■ふれあいの輪委員会

吉澤壮太

私が考える青年会議所の「魅力」の一つに「掛け替えのないたくさんの仲間との出会い」があります。青年会議所では、同世代の様々な職業の人たちと幅広く知り合うことができます。また、そこでつながった仲間と一緒に活動をしていくことで生まれる強い絆は、掛け替えのない一生の宝ものになります。
このような青年会議所の魅力をもっとたくさんの人たちに知っていただきたい、そして仲間となっていただき、みんなで青年会議所活動をさらに盛り上げていきたい、という想いで私たちの委員会は未来の仲間づくりに全力で取り組んでまいります。
仲間をつくるには、まず「顔を合わせる」ことが必要です。そのためには、誰でも気軽に参加しやすい交流の場をつくることが大切であると考えております。スポーツやレクリエーションなどの「体を動かす」ことは、気軽に参加できて大勢で一緒に楽しむことができるため、仲間づくりのきっかけには最適な方法の一つだと考えます。みんなで一緒に体を動かし、笑い合い、喜び合い、励まし合い、楽しい時間を過ごして「同じ気持ちになる」ことで、自然と仲間意識が生まれ、より深い交流をすることができます。
笑顔が溢れるところに人は集まります。そして人が集まるところにはエネルギーが溢れます。私たち青年会議所のメンバーが活動を楽しんでいる様子を、たくさんの人たちから見てもらい「青年会議所って楽しいね、良い雰囲気だね」という気持ちを一緒に感じてもらいながら、みんなで活動を盛り上げていきたいと考えております。
そして、新しく仲間となっていただいた人たちにはメンバーみんなで温かく歓迎をして、手を取り合い共に喜び合って、仲間の絆をさらに深めていきます。
私たちの委員会名「ふれあいの輪」は、たくさんの人たちとふれあうことで出会った人たちが輪のようにつながっていき、その仲間の輪が大きく大きく広がっていくように願いを込めて名付けました。責任と自覚をもって一人でも多くの生涯の友に出会うべく、委員会メンバーとともに未来の仲間づくりに一生懸命取り組んでまいりますので、一年間どうぞよろしくお願いいたします。

【事業計画】
1. 未来のために10名以上の会員拡大
2. 4月例会の企画・設営
3. アカデミーオリエンテーションの企画・設営

■挑戦するこころ委員会

渡邊大地

小千谷青年会議所では1987年よりわんぱく相撲小千谷場所を開催しており、今年で34回目の開催となります。私自身、小学生の時にこのわんぱく相撲に参加したことを今でも記憶しています。
子供たちは未知の可能性に溢れています。しかし、その可能性も挑戦してみないことには気づけません。わんぱく相撲を通じ、何にでも挑戦する心を育みます。誰しもが、初めてのことに挑戦するには勇気が必要です。不安の中で踏み出した一歩は大きな経験となり、掛け替えのない学びの場になります。そこで得た気づきは人生において大切な宝になると思います。また、相撲は決して一人では出来ません。相手がいることに感謝し、相手を認めることで尊敬の念や他者を思いやる心が育まれます。たくさんの仲間とともに目標に向かって努力することで、一人では挫けてしまいそうな時には励まし合い、支え合い、切磋琢磨することで、仲間の大切さをあらためて感じられると思います。また、友達、家族、先生、地域の方々から応援されることで、普段では発揮できないような力が発揮できるようになります。このことを是非体感してもらいたいと思います。
また、未来の組織のための資質向上事業を企画・設営します。小千谷青年会議所のさらなる発展のためにはメンバー一人ひとりの資質向上が必要であると考えます。個人の資質向上は社会貢献度を高める意義のある取り組みだと思いますので、子供たちの挑戦に負けないような取り組みをしてまいります。
最後に子供たちの成長、私たち自身の成長、そしてこの地域の明日のためにメンバー一丸となり、参加して良かったと思える大会、記憶に残る大会になるよう覚悟をもって一年間活動してまいりますのでよろしくお願いいたします。

【事業計画】
1. 未来のために10名以上の会員拡大
2. わんぱく相撲小千谷場所の開催
3. わんぱく相撲県大会への参画
4. わんぱく相撲全国大会への参画
5. 5月例会の企画・設営
6. 未来の組織のための資質向上事業

■魅力ある小千谷の発展委員会

杵渕基成

現在我が国では、人口減少に歯止めがかからず、大都市部を除いた地方が衰退・消滅の危機に瀕しており、私たちが住むこの小千谷市も例外ではありません。しかし、人口減少のみが地方衰退の原因なのでしょうか。私はそれだけが原因ではないと考えます。「現状維持是即脱落」という言葉がありますが、この通り新しいことに挑戦もせず現状に満足していることこそが一番の原因ではないでしょうか。
常識にとらわれず革新的なアイディアを生み出し挑戦することで、その地域特有の魅力に磨きをかけ地方活性・地方創生を目指しているまちもあります。このまちにおいても市民一人ひとりが当事者意識を持ち、まちが一丸となり挑戦した暁には、活気や賑わいが生まれ、来訪者にも好印象を与えられる魅力あふれるまちになるでしょう。
では、その魅力をどのように伝えていくのか。それはそこに住まう人々が発信し第三者がそれを受け、魅力が伝播していくのだと考えます。今日インターネットの普及により時間と距離の概念が限りなくゼロに近づいたと言われています。また、近年ではSNSの台頭により誰しもが世界中の人々に向けてあらゆる情報を発信できるようになりました。しかし、現状このまちにあるたくさんの魅力について、これらを市外・県外・国外の方々に発信している人は少ないと感じます。こうした現状を打破するべくこのまちに住む一人でも多くの人が地域の魅力に改めて気づき、その魅力を発信したいと思えるような事業を創り上げたいと考えます。
今回の貴重な機会に感謝し青年会議所の一員としてだけでなく、一市民として何十年、何百年先も明るい豊かな小千谷であり続けるための一助となれるよう一年間邁進してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

【事業計画】
1. 未来のために10名以上の会員拡大
2. 2月例会の企画・設営
3. 10月例会の企画・設営
4. これからのまちづくり、人づくりを考える事業