まちの次代を担う若者がつながり、共に輝きを放つことを目指して、私たち青年は朝陽のような情熱を胸に、まだ見ぬ輝きを秘めた「原石」たる可能性を磨こう。若者がまちづくりに携わり、共に成長できる貴重な場をこのまちから失わないために、小千谷青年会議所の持続可能性を高めることが会員拡大の使命として求められていると考えます。

 近年、このまちの若者がつながり、活躍する機会は縮小し続けていると感じます。二十歳の門出を迎える小千谷の若者が1学年300人台となって久しく、パンデミックの2020年、出生数は初めて200人を下回りました。人口減少のみならず、全国的に50人に1人の若者が引きこもりと推計される社会変化の中、可能性を秘めた若者の姿や活躍は見えづらく、まちの次代を不安視する声も少なくない現状にあると感じます。65周年の歴史を刻む当会議所も会員は最盛期の半数以下となり、存続の危機を迎えつつあると考えます。

 しかし、私たち若者はこのまちにいます。未来を変える可能性を秘めた原石たちは、このまちに暮らし、まちの外からもまちづくりに携わっているのです。その事実を希望と捉えれば、まちの次代への不安感はまちが生まれ変わる好機、市民がまちの次代の担い手に求める期待の裏返しとなり、一人ひとりの若者が秘める情熱や可能性に大きな価値が見出されます。ふるさとを離れ、曖昧な夢を追って東京で腐っていた私も、このまちの次代を想う多様な原石のひとつであると考えています。

 私たち若者が家庭や職場、何より自分という小さな池の中に閉じこもっていてはもったいない。泳ぐ宝石・錦鯉のような片鱗を持ちながら、原石のように荒削りな可能性そのものの私たちは、より多くの出会いと経験に磨かれる必要があると考えます。自分なんか、私なんて。挫折や紆余曲折を経た若者にこそ、まだ見ぬ輝きは見出せると信じています。

 当委員会では、次代へ繋ぐ会員拡大を達成するために、家庭や職場に続く第3の居場所となるコミュニティを基盤に若者同士がつながる機会の裾野を広げ、一緒に汗を流し磨き合うことを通じて、まちの次代を担い、未来に輝ける原石のような人材を発掘する環境づくりに取り組みます。

 一年間、温かな眼差しのもと、時に熱いご指導をよろしくお願いいたします。

【事業計画】

1.    全員で取り組む、次代へ繋ぐ会員拡大

2.    小千谷青年会議所の活動を広める広報活動

3.    次代へ繋ぐための例会

4.    アカデミーオリエンテーションの企画・設営

5.        2・6・9月例会の企画・設営