
基本理念
従来の常識を覆し、価値ある明日の創造へ
スローガン
パラダイムシフト
【はじめに】
自身の中での常識とはどのようなものか考えたことはあるでしょうか。「前からそのようにしているから」、「周りがやっているから」考え方は数多あると思います。
胸に手を当てて改めて考えてみてください。そういった常識は本当に必要とされているものばかりでしょうか。必ずしもすべてが価値のあるものだとは言い切れないはずです。
本年創立67年を迎える小千谷青年会議所(以下、「当青年会議所」)の長い歴史の中で幾度となくパラダイムシフトが起きてきたと思います。それは当時を生き抜いてきた先輩諸氏が明るい豊かな社会を目指し思慮深く活動してきた結果であり、時代の変化を恐れず困難に立ち向かい続けたからこそ今の我々の活動があります。コロナ禍が明け早三年が経とうとしている中、当時多方面で制限されていた名残りが現在の当青年会議所活動においても依然マイナス影響を及ぼしており、JC三信条からかけ離れている現状があります。決してすべてが悪い方向に働いたわけではないコロナ禍ですが、当該時期やそれ以降に入会したメンバーはそういった現状を昨今の常識として捉えている恐れがあるのもまた事実です。
残していかなければならないもの、衰退させてはならないもの、取り除いてもよいもの、無くした方がよいもの。多くの事象が入り乱れている今こそ従来の常識を破壊し、価値ある明日を創造していかなければならないと考えております。
【未来を担う世代の育成】
当青年会議所が主体となって継続している事業がいくつかある中で、いつまでも我々がそれらを担うのではなく周囲の方々やステークホルダーに協力をしたいと感じていただける事業の実施や在り方を考える必要があります。我々青年会議所は只のイベント団体ではなく運動展開を柱とする組織であり、自らの手を離れ自走していく事業を構築することが最重要であると同時に存続していく意義にも繋がります。
本年、当青年会議所で掲げる青少年健全育成は、この先の未来を担う若者たちにその自覚を芽生えさせることに重点を置きます。こちらから提案した内容や用意した課題では自立性を育むことは難しく、自ら考えて判断し明確な目的を持ったうえで実行に移すことによって初めて自立性が高まっていき、自身の将来と向き合う機会となり延いては社会の一員として未来を担うという自覚の芽生えに繋がっていくと考えます。
ひとつの事業や一回での活動で大人数の対象者にこちらの思惑を理解してもらうという恣意的で浅薄な考えはなくし、一握りの対象者にこちらが意図している本質を理解してもらうことを目指します。そこで習得した知識や経験を糧として成長した若者が中核となり周囲を巻き込み躍動していく未来を創造していくことの第一歩目を背負うことこそがJC運動であり我々がなさねば成らない使命であります。
【魅力ある小千谷の展開】
私たちが住まうこの小千谷にはどれほどの魅力があるでしょうか。多くの人々が数多くの魅力があると答えるでしょう。では、その魅力を市外の方から認知され来訪したいと思われる動きや働きかけをしているという方は果たして何人いるでしょうか。「魅力だと教えられてきたから」、「周囲が魅力だと言っているから」等の気持ちはありませんか。心の底から惹きつけられ他者に知ってもらいたいという想いが芽生えるものこそが自身の中にある小千谷の魅力であり、残していかなければならないものであると考えます。今一度小千谷というまちと真剣に向き合い知識を深め己の中に確固たる魅力を確立していくことが持続可能なまちを形成するうえで必要不可欠であり、我々Jayceeが目指す「明るい豊かな社会の実現」に繋がってくるのです。
しかし、いかに素晴らしい魅力を自覚できたとしても発信力、営業力が乏しければ他者に想いは届かずその価値が伝わらないどころか、存在すら認知されない恐れもあります。持続可能なまちを構築していくためには自身の中にある魅力という想いを誠意をもって他者に発信し、こちらの想いに応えてもらうことが最も重要であると同時に魅力展開の第一歩目だと考えます。その想いが伝播し魅力が波及していく未来を創造することが、地域経済の発展、そして本当の意味でのJC運動になります。
本年、国際青年会議所の4つのエリア会議の内最も参加人数が多いアジア太平洋地域会議(ASPAC)が新潟の地で開催されます。世界各国から多くのJCメンバーが集い国際交流を深めるこの絶好の機会に小千谷の魅力を最大限展開し、可能な限り多くの方に実際に小千谷の地まで足を運んでいただくことを目指し持続可能な小千谷を創ることを誓います。
【まだ見ぬキーマンとの出会い】
人間誰しも人生における転換期というものを経験していると思います。そのターニングポイントを今一度思い起こしてみてください。必ず「人」が関わってきませんか。自身の価値観や考え方が変わる要因には様々なものがありますが、行き着く先はほぼ間違いなく「人」であり、人間が成長していくうえで他者と交わらず生きていくことは不可能です。いつどのタイミングで人生における最良の転機となるキーマンが現れるかは予測不可能であり、ありとあらゆる場に赴き、数多の人と交流を図ることで自身の人生に多大な影響をもたらすであろうキーマンと邂逅する蓋然性が高まるのです。
青年会議所への入会動機として多くあげられるのが「社業の発展」、「地域貢献」、「人脈拡大」等であり他者との関係性を構築するためという声を多く聞きます。しかし、関係構築ができたからと言って前述の動機を達成できるわけではありません。確かに会に入ることにより同じ組織の一員となるため関係性の構築という点はクリアできていますが、物事を依頼する際に最も重要視しなくてはならない信頼関係は構築できていません。自分自身の事を信じてもらい、頼ってもらう動きをしていかなければならないのです。互いをよく知り難儀を共にしていくことにより仲間という意識が芽生え、絶大な信頼関係を築けた先にあるものが人生のキーマンと呼べる人物との出会いであると考えています。私たちが青年会議所での活動の中で出会えたキーマンがいたようにまだ見ぬ同志たちにもそのような機会を提供し続けなければならないと同時に互いがキーマンとなり得る可能性も秘めているのです。
多くの人が未知の領域に一歩目を踏み出すことには躊躇してしまいますが、明日からではなく、今この瞬間から動き始めることによって5年後10年後その先に行くにつれ大きな差が出てくるのです。自らの人生を豊かにしてくれるキーマンは幾多いるかもしれませんが、その人たちに出会う動きをできるのはこの世の中で間違いなく自分自身のみです。
【おわりに】
人は経験したことがないものに挑む際、スタートに到達するまでの時間にこそ恐怖します。「自分にできるのだろうか」と考えるのではなく「自分ならこのようにしていく」というマインドになることが重要であり人生という有限な時間の中で己の存在価値を高め、明るい豊かな社会を築き上げるための大切な一人になる必要があります。
一人ひとり違うから尊いのであって、それぞれ容姿が違うように考え方も一人ひとりが違い、100人いれば100通りの考え方があります。人と違って当たり前なのです。既存のやり方や在り方に左右されず自身の考えを臆せず出していくためにも組織として従来の常識にとらわれず、これからの時代の先駆者として常に思考を巡らせまちや地域のために活動し続ける必要があり、運動を創り上げることのできる唯一無二の存在としての自覚を持つことが不可欠であると考えます。
持続可能なまちに必要とされる持続可能な組織であるためにも我々が大きく変わらなければならない時が来たのです。今一度原点に立ち返り何のために誰のためにある組織なのかを再認識し、このまちをより良くするために67年もの間挑戦し続けた組織の一員としての矜持を持ち、一度しかない人生を尊いものにするべく価値ある明日を創造していきましょう。
【事業計画】
・1月例会及び新年式典・祝賀会の企画・設営
・京都会議への参加及びエクスカーションの実施
・2月例会の実施
・2月通常総会の開催
・Forum21 3月合同例会への参加
・4月例会の実施
・わんぱく相撲県大会予選会及び5月例会の実施
・わんぱく相撲県大会への参画
・ASPAC新潟大会への参画及び6月例会の実施
・7月納涼例会の実施
・サマーコンファレンスへの参加及びエクスカーションの実施
・わんぱく相撲全国大会への参加
・8月臨時総会の開催
・9月例会の実施
・わんぱく相撲全国大会への参加
・全国大会への参加及びエクスカーションの実施
・青少年事業及び10月例会の実施
・11月卒業例会の実施
・12月臨時総会の開催及び忘年パーティーの実施
・理事構成員及び幹事向けセミナーの実施
・社会福祉協議会との災害協定に基づくファンクションの実施
