星野裕司

基本理念

想いを力に率先して行動することで次代へ繋ぐ

スローガン

情熱 ~自ら求め、自ら行動~

 

【はじめに】


私は2012年にこの小千谷青年会議所に入会をさせていただき、気が付けば10年もの歳月が過ぎていました。入会当初の私は青年会議所というところを理解しておらず、ただ先輩に言われた役割を果たすだけでしたが、活動を続けていく中で多くの成長する機会を与えていただきました。右も左もわからない中でも、何かできることはないかと模索し先輩方へ相談や質問をくり返しながら様々なことを経験させていただきました。この青年会議所活動を通じた経験は自分自身が成長できたことに繋がっていると確信しております。

まちを想い、そのまちに住む人を想い、何をするべきかとメンバー同士で考えながら意見を出し合い、時には意見がぶつかることもありましたが、最終的にはお互いが認め合い、助け合いながら事業を行い、事業に参加された方や事業に携わっていただいた方などの多くの方々へ感動を与えてこられた先輩方の姿を今でも覚えております。そのような先輩方の背中を見ていると私の中に生まれてきたものが「使命感」でした。先輩方が私たちに様々な機会を与えてくれていました。私が成長できたように後輩へと同じように機会を与え、大切なことを伝えていくべきではないかと考えるようになりました。それはメンバー個人へという概念ではなく、小千谷青年会議所という組織に対しての使命感であると感じております。

私には困った時に協力をしてくれる同志がいます。私の背中を押してくれる同志がいます。私はその同志たちと一緒にまちを想い行動することで、小千谷青年会議所という組織を次代に繋いでいくべきであると考え、理事長という職務に就くことを決意いたしました。まずは小千谷青年会議所に携わってこられた全ての関係者に感謝を申し上げます。

 

【小千谷青年会議所65周年に感謝】


初代理事長の高野雅先輩を始めとする志ある青年が集まり1959年9月21日に小千谷青年会議所は設立され、本年9月21日に小千谷青年会議所は65周年を迎えます。私たち現役メンバーが今現在も活動をできているのは、諸先輩方が65年もの間、小千谷青年会議所の気概や精神を受け継いでこられた結果であると感じております。まちのために行動しようとする先に成功ということが約束されていたわけではないと思っております。既に用意されているような綺麗な道が無いからと言って諦めるのではなく、成功に向かってできることは何かを必死に考え、その時代に即した方法を見つけ実行されてきたことに感謝と敬意を表します。

この創立65周年という節目では小千谷青年会議所が今まで行われてきた事業を振り返り、功績や精神を学ぶ良い機会であると考えております。過去の事業を振り返り、諸先輩方から受け継がれてきた小千谷青年会議所の精神を心に刻み、まちに貢献し65周年からさらにその先へと進み続けられるように、次代へ繋ぐために歩んでまいります。

 

【まちの次代へ繋ぐ青少年健全育成】


 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るった2020年から2023年の間、日本だけはなく世界においても多くの人が感染し、日本各地では緊急事態宣言が発令され、身体的距離の確保やマスクの着用を求められるなど、仕事場や学校生活も含めて生活様式までもが変わってしまいました。大人だけではなく子供たちにも記憶に残る数年間であったことと思います。この数年間によってそれまで当たり前であったことが当たり前ではなくなってしまったこともあります。人と人が顔を合わせながらコミュニケーションをとっているにも関わらず、マスクを着用していることで自分の表情が伝わらず、相手の表情もわからないという経験が皆さんにもあったのではないでしょうか。マスクを着用することは、感染症予防やアレルギー等の観点から見れば決して悪いことではありません。しかし人と人とのコミュニケーションにおいて、顔を合わせて表情を確認しながら行うことは重要であると考えております。こちらの気持ちを伝えるために必要なコミュニケーションの一つに挨拶があり、将来子供たちが社会に出て多くの人たちとより良い関係を築くためには、相手を思いやる気持ちを持ちながら、自分の想いや気持ちを伝えることがとても大切なことであると考えております。

また子供たちが成長する過程において、明確な目標を持ちその目標に向かって自分なりに考え、自分から行動することが重要であると考えております。近年では求めた情報がインターネットを通じて簡単に手に入れることができます。例えばプロスポーツ選手が指導をしている映像であったり、算数の問題の解き方を指導する映像であったり、非常に多くの情報が目や耳に入ってくると思います。向上を求めて情報を得ることは良いことです。しかし、ここで大切になってくることはその情報を100%信じることではなく、情報を一つの材料として、自分自身にとって何が良い情報であるのかを実践してみて検証し、また次に向かっていくことだと考えております。

「失敗は成功のもと」

失敗を恐れず挑戦し、修正してまた次に挑戦していくことで、自らが自らの可能性を切り開いていき、非常に多くの情報が錯綜する時代において正しく取捨選択を行うことができるような大人になっていただきたいと考えております。この子供たちが次代へ繋げていき、まちの未来へ貢献し、また次代へ繋がっていくという循環を目指して活動してまいります。

 

【次代へ繋ぐ会員拡大】


 人はなぜまちを想い、人を想い行動することができるのでしょうか。人はなぜ一緒に活動した人を「仲間」や「同志」と呼ぶのでしょうか。人はそこに人がいるからこそ惹き付けられ、魅力を感じ集まってくるのではないでしょうか。

この小千谷青年会議所が持続可能な組織としてこれからも活動していくためには、まず私たち現役メンバーが自らの行動により、何かを成し遂げ、他人から認められ、自信をつけ、自らが成長しながら活動していくことが必要であると考えております。何かを成し遂げるためには必ず努力が必要であり、その努力が無ければ他人から認めてもらうことはありません。その結果として成し遂げることができて、自信がつき成長できていることの自覚に繋がるのだと考えており、また自信という自覚がなくとも自らが行動した数だけ成長に繋がると信じております。

成長し自信のある青年が多くいればいるほど、お互いを尊重し高め合いまちを想い行動することができ、組織としての魅力は高まり、人は人に惹き付けられ、新たな仲間や同志との出会いへと繋がると考えております。私たち現役メンバーが自ら求め、自ら行動することによって小千谷青年会議所が持続可能な組織として続けていけるように情熱を持って活動し、新たな仲間・同志と多くの出会いを求めて次代へ繋げてまいります。

 

【小千谷市社会福祉協議会との連携】


昨年の4月に小千谷市社会福祉協議会と「災害時における協力体制に関する協定」いわゆる災害協定を締結いたしました。これは万が一、自然災害が起こってしまった場合に小千谷市社会福祉協議会と小千谷青年会議所が連携をして、ボランティアセンターを設置し被災地へ人的支援や物資支援を迅速に行うために締結されたものです。いつどこで災害に襲われるかわかりません。もしも小千谷市社会福祉協議会と小千谷青年会議所の連携が不十分であった場合、万が一の時に迅速に対応することができません。その際に迅速に対応するためには、災害協定に基づいて平時より連携を図ることが必要であると考えております。

 

【終わりに】


直近の数年間は飲食業や観光業など多くの仕事や生活に甚大な影響を及ぼした期間であり、大変苦しい期間であったと思います。私たちはそれを乗り越え、次代へ向けて歩まなければなりません。過去ばかりに目を向けず先を見据えて前を向き、まちを想い、自らが求めて行動することで、まちの明るい未来のために寄与できるよう邁進してまいります。まちを想い次代に繋ぎ、次代を担う人がまちを想い行動し、また次代へ繋ぐ。小千谷青年会議所の精神を刻み、想いを力に率先して行動することで次代へ繋ぎ、このまちの経済・文化・産業などがさらに活発化し、このまちに住む人々が生き生きと暮らすことができる明るい豊かな社会を目指して活動してまいります。

【事業計画】

・全員で取り組む、次代へ繋ぐ会員拡大

・小千谷青年会議所65周年記念式典・祝賀会の開催

・小千谷青年会議所65周年記念事業

・小千谷青年会議所の活動を広める広報活動

・次代へ繋ぐための例会

・アカデミーオリエンテーション事業

・わんぱく相撲小千谷場所の開催

・小千谷市社会福祉協議会との連携を図る事業

■自主性育成委員会

安達崚真

私は、小千谷市に生まれ育ち人生の大半をこの地域で過ごしてきました。小千谷青年会議所に入会する機会を得て、地元小千谷への想いがより強くなり、委員長になる決意をいたしました。私は入会して5年目になりますが、入会後間もなく新型コロナウイルスが世界的に蔓延しました。数年間の新型コロナウイルス蔓延によりどの世帯においても子供たちと祖父母の関わり合いが少なくなってきていると感じます。現在全国の18歳未満の児童がいる家庭の約8割が核家族と言われており三世代で交流する機会も少なくなっています。家と学校の往復を繰り返す生活だけでは、同じ世代との関わりだけになってしまいます。私は、祖父母を含めた保護者の方々には多くの知識と経験があり学校や教科書からでは得ることのできない知恵があると考えております。わんぱく相撲を通して子供が一喜一憂する姿をみてもらい、三世代でふれあう時間を深めていくことで、家族の新たな関わりあいが生まれるきっかけにしたいと思います。また、新たな関わりあいが生まれることで多くの知恵を学べる機会も増えるのではないでしょうか

子供が目標を持ち挑戦し一喜一憂する姿は人の心を動かします。夢や目標をもち、現実にすべく自ら考え努力し実現に導いていく自主性をもった子供たちを育てていくことが必要です。わんぱく相撲小千谷場所は今回で38回目の開催となりますが、多くの関係諸団体の皆様にご協力をいただき開催されております。当委員会では、わんぱく相撲に携わる全ての方々と手を取り合いながら、子供たちが自信と目標をもち、自ら考え挑戦する自主性をもった人へと成長をしていける環境をつくってまいります。一年間よろしくお願いします。

【事業計画】

1.    全員で取り組む、次代へ繋ぐ会員拡大

2.    わんぱく相撲小千谷場所の開催

3.    わんぱく相撲県大会への参画

4.    わんぱく相撲全国大会(男子)への参画

5.       わんぱく相撲全国大会(女子)への参画

6.    5・11月例会の企画・設営

■心を動かすLEGACY継承委員会

西方正英

小千谷青年会議所は1959年9月21日、小千谷市に対する情熱を胸に立ち上がった先輩方により設立いたしました。そして、地域の課題解決、活性化のため一年、また一年と活動を積み重ねてこられ、本年創立65周年を迎えます。私たち現役メンバーが今活動できるのは、先輩方がつくり上げてこられた歴史、そして小千谷市民をはじめとする関係各所のご理解とご協力があったからこそです。今日まで小千谷青年会議所を築き上げてこられた先輩方に心より感謝申し上げます。

これまで先輩方は、その時代に即した事業を模索し、失敗を恐れず、数々の挑戦をしてこられました。私が住む町内では、おぢやまつりに有志が集まり万灯の運行をし、私も毎年参加しているのですが、これはかつて小千谷青年会議所がおぢやまつりでおこなった「こいこい万灯」という事業がきっかけで生まれました。これは先輩方の事業が小千谷市民の心を動かした結果に他なりません。その事実を知り、私自身も心を動かされました。このように時代を超えて、人の心を動かすような事業となったのは、先輩方が「失敗を恐れず挑戦する心」を胸にまちのために取り組んだからであり、この「失敗を恐れず挑戦する心」こそが、次代へ受け継ぐべきLEGACYであると私は考えます。

65周年記念式典の開催にあたり、ご参加いただく方々には、これまでの小千谷青年会議所の功績を振り返り、現役メンバーには先輩方が残したLEGACYを改めて心に刻みつけ、感謝の気持ちをお伝えする場といたします。また65周年記念事業においては、小千谷市の魅力を市内外へ広く発信し、これまで先輩方がおこなってこられたように「失敗を恐れず挑戦する心」を胸に、次代へ繋がる事業を目指します。

最後になりますが、65周年の節目にこのような身に余る職務をいただけたことに感謝いたします。私たち現役メンバーが小千谷青年会議所の一員であることに誇りを持ち、次代の若者へLEGACYを継承していけるよう邁進してまいります。一年間どうぞよろしくお願いいたします。

【事業計画】

1.    全員で取り組む、次代へ繋ぐ会員拡大

2.    小千谷市社会福祉協議会との連携を図る事業

3.    次代へ繋ぐ納涼例会

4.    小千谷青年会議所65周年記念式典・祝賀会の開催

5.    小千谷青年会議所65周年記念事業

■まちの原石発掘委員会

佐藤瑞穂

まちの次代を担う若者がつながり、共に輝きを放つことを目指して、私たち青年は朝陽のような情熱を胸に、まだ見ぬ輝きを秘めた「原石」たる可能性を磨こう。若者がまちづくりに携わり、共に成長できる貴重な場をこのまちから失わないために、小千谷青年会議所の持続可能性を高めることが会員拡大の使命として求められていると考えます。

 近年、このまちの若者がつながり、活躍する機会は縮小し続けていると感じます。二十歳の門出を迎える小千谷の若者が1学年300人台となって久しく、パンデミックの2020年、出生数は初めて200人を下回りました。人口減少のみならず、全国的に50人に1人の若者が引きこもりと推計される社会変化の中、可能性を秘めた若者の姿や活躍は見えづらく、まちの次代を不安視する声も少なくない現状にあると感じます。65周年の歴史を刻む当会議所も会員は最盛期の半数以下となり、存続の危機を迎えつつあると考えます。

 しかし、私たち若者はこのまちにいます。未来を変える可能性を秘めた原石たちは、このまちに暮らし、まちの外からもまちづくりに携わっているのです。その事実を希望と捉えれば、まちの次代への不安感はまちが生まれ変わる好機、市民がまちの次代の担い手に求める期待の裏返しとなり、一人ひとりの若者が秘める情熱や可能性に大きな価値が見出されます。ふるさとを離れ、曖昧な夢を追って東京で腐っていた私も、このまちの次代を想う多様な原石のひとつであると考えています。

 私たち若者が家庭や職場、何より自分という小さな池の中に閉じこもっていてはもったいない。泳ぐ宝石・錦鯉のような片鱗を持ちながら、原石のように荒削りな可能性そのものの私たちは、より多くの出会いと経験に磨かれる必要があると考えます。自分なんか、私なんて。挫折や紆余曲折を経た若者にこそ、まだ見ぬ輝きは見出せると信じています。

 当委員会では、次代へ繋ぐ会員拡大を達成するために、家庭や職場に続く第3の居場所となるコミュニティを基盤に若者同士がつながる機会の裾野を広げ、一緒に汗を流し磨き合うことを通じて、まちの次代を担い、未来に輝ける原石のような人材を発掘する環境づくりに取り組みます。

 一年間、温かな眼差しのもと、時に熱いご指導をよろしくお願いいたします。

【事業計画】

1.    全員で取り組む、次代へ繋ぐ会員拡大

2.    小千谷青年会議所の活動を広める広報活動

3.    次代へ繋ぐための例会

4.    アカデミーオリエンテーションの企画・設営

5.        2・6・9月例会の企画・設営